MIGHTY GORDINISは1998年の夏に結成され、最初の2枚のアルバム(「Kiss my Wheels」と「For Bosomaniacs Only」)は、パンキーなホットロッドの曲とサーフ・インストルメンタルがミックスされたものであった。
3作目の「Fueled on Fuzz」はフル・インストゥルメンタル、2007年の「The Future looks like yesterday」はフル・ヴォーカルとなった。
その後、しばらくはメンバー4人がそれぞれの道を歩んでいたが、2020年にフルインストの新作『MIGHTY GORDINIS』で再結成。
バンドの現在はドラムとハモンドのNico(ADOLPHE SEX ET SES MACHINES)とフェンダージャガーとベースのEric St John(VICE BARONS,THE RATBOYS,THEE MARTIAN BOYFRIENDS,THE EVIL FUZZHEADS)の2人に絞られた状態である。
アルバム・タイトルの "Sounds From A Distant Galaxy "は、彼らの新たな音楽的広がりを表しており、これまで彼らが敢えて行かなかった場所を探検している。
カルト・ロック的な要素の「Five Miles South of Mumbai」、ダブサウンド「Grabuge A Khartoum」スパイ映画のサントラのような「There Is No Such Thing As A Former KGB Man」そしてコーデュロイやマザーアースのようなアシッドジャズの影響を受けている「Gun Powder On Your Collar」等、伝統的なサーフ・サウンドとは一線を画している。
とはいえ「Jaguar Hunters And Headshrinkers」やZORBA
&THE GREEKSのカバー「Shockwave」古典的なサーフ・サウンドも披露している。
このアルバムは、300枚限定のカラー・ビニールのみで、非常に幅広い層のグルーヴィーなリスナーに楽しんでもらえるようなサウンドパレットに仕上がっている。
A:
1. A Thousand Silver Suns
2. There Is No Such Thing As A Former KGB Man
3. Jaguar Hunters And Headshrinkers
4. Sounds From A Distant Galaxy
5. Shockwave
6. Grabuge A Khartoum
B:
7. Gun Powder On Your Collar
8. Trapped Like Rats In A Maze
9. Five Miles South Of Mumbai
10. U-Boat Attack
11. Minnesota Twist
12. A Quick Road To Trouble
Drums/Organ: Nico Moon
Guitars/Bass: Eric St John